自分らしく穏やかに過ごせる生活支援

尊厳ある暮らしをサポートする、看取り介護の大変さとやりがい

看取り介護を担当する介護職の精神的負担を和らげる方法とは?

サービス利用者の死と向き合う、看取り介護の仕事には、多大な精神的負担がともなうものです。回復が見込めないなかで毎日利用者と付き合い、介護サービスを提供していく辛さもそうですし、看取った後に「もっと良い付き合い方ができたんじゃないか」などと、罪悪感や後悔を抱いてしまうこともあります。こうした精神的な負担をいかに和らげることができるかが、介護施設で看取り介護を円滑に行っていく上での重要なテーマとなるでしょう。

負担を和らげるコツとして大きく2つのポイントが挙げられます。「負担を個人ではなく、スタッフ全員で共有すること」と、「看取った後のケアも行うこと」です。実際に看取りを担当する介護職に負担を押し付けるのではなく、職場・チーム全体で情報や経験、感情を共有し、「より良い看取り介護」を実践するためにはどうすればいいかを検討していく。そして、スタッフが悩みや不安を抱えている場合にはその改称に努めます。

それから看取った後にも話し合いの機会を設ける。辛く感じた部分、先述したように罪悪感や後悔を感じてしまった部分も話し合うことで負担を和らげることができますし、嬉しかったこと、感動したことなどを話し合うことで、やりがいや充足感を味わう機会も得ることができるでしょう。

苦しみ、悲しみは分かち合うことで軽減し、喜び、嬉しさは分かち合うことで増幅する。このチームプレイの大前提をいかに現場で実践していくことができるか。これが看取り看護における介護職の精神的負担を和らげる重要なテーマとなります。